■ あとがき

こんにちは。
音響ドラマ制作サークル【おにぎりワゴン】のみや。です。

ここでは私が好き勝手LASTdesireについて書きなぐっているページです。
ぜひ最終話まで聴いていただいて、そして暇で暇で仕方がない時にでも読んでください。



「LAST desire」無事全13話公開しました。
まだCD作業等々残っていますが、WEBドラマとしてはこれで無事完結となります。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
LASTdesire、略してラスディザ。すっかり馴染んでいて、嬉しい限りです。

まずは当企画に関わってくださった皆様、お疲れ様でした。
ここまで本当にありがとうございました。
そして、最終話まで聴いてくださった皆様、ありがとうございました。
作り手と聞き手がいて、初めて作品は完成します。
ラスディザが完成したのは、皆さまのおかげです。感謝してもしきれません。


思えば、この企画を発案したのは約4年半前。
ちょうど「某大学の某教授室からお送りします。」(以下、某大学)というWEBドラマを制作している時期でした。
某大学でも、今回同様朔竜さんにイラストをお願いしていたのですが
「次イラストを頼む時は朔竜の動きあるイラストが活きる作品で頼みたい!」
それがこの企画を制作するきっかけでした。
かといって、そこからすぐに制作に入ったわけではなく、ただ頭の中でぼんやりと妄想する程度でした。
その頃にはすでに「バトル系」というのは決めていました。
様々な作品を作っていきつつ、妄想を具体的にしていきましたが、なかなか制作の一歩が踏み出せずにいました。
確かその頃からだったと思います。
ツイッター等で、同じ活動者(ボイスコや企画者)の方々が
「バトル物はボイスドラマには向いていない」という会話をしているのを見かけました。
「はぁ!? だったら私が作るわ!!!」と火がつき、本格的に制作に乗り出しました。
そして進めていくうちに「主題歌はぜひ池田奨さんにお願いしたい!」と思うようになりました。
私は池田奨さんの大ファンで、いつかぜひキャストも主題歌も! と活動初期から夢見ていました。
まさか本当に叶うなんて思っていなかったので、快く引き受けていただけた時は泣きそうになったのを今でも覚えています。

他の作品もやりつつだったので、色々もたついてしまいましたが、2014年に先に主題歌CDを頒布。
そしてそれと同時にキャスト募集告知を出しました。

2015年の3月に募集開始。4月に結果発表。
160名もの方々から応募を頂き、とてもとても嬉しかったです。

そして6〜9月に毎月連続でスタジオ収録。
2015年秋M3では、第1話を先行無料配布。
その翌月の11月に、第1話をWEB公開。そこからほぼ毎月1話を公開し、現在に至ります。

ラスディザを聴いてくださった方はわかると思いますが、当作品はアニメを意識した作りとなっています。
バトルはなるべく凝らずに、聴いていて分かる程度に抑えました。
それでも台本で読むとわかりづらい部分を、キャストの皆さんと編集担当のKiMさんが音として明確に表現してくださいました。
「まるでアニメを見ているように、キャラが動いているのが聴いていて見える作品にしたい」
企画制作当初に思っていたことが最高の形で実現したと思っています。


ここからはストーリーやキャラについてちょこっと語ります。
ストーリーは「人の願い」をテーマにしました。
他人から見れば小さく見える願いも、本人にとっては「嘘でも叶えたい願い」だったりする。
キャラクターそれぞれそんな願いを持っています。
作品では一切語られておりませんが
リードは、今まで手にした事がない「手に入れたいモノ」。
ガードは、昔あったけれど今はない「取り戻したいモノ」。
それが優勝商品となっています。
それぞれどんな願いだったのか、作中で明確にしていないものもあります。
その辺りは恐らく、ドラマCD第5巻につける予定の小冊子に載せると思います。
小冊子にはキャラクターの細かい設定や、キャラのその後についてちょっと載せたいと思っておりますので
ぜひドラマCDシリーズもよろしくお願いします!!!

物語の核となっているのは、主人公である正斗……というわけではありません。
正斗は、あくまで【傍観者】という位置づけです。
自ら道を切り開いていく正統派主人公ではありません。
色んな人の願いに触れて、考えて、最後には自分なりの答えを出す。
彼自身の考えに大きな変化はありません。彼は良い意味でも悪い意味でも【優等生】です。
それは、最終話の後半、叶えてもらう願いでも、その優等生さは抜け切れませんでした。
けれど、小さな一歩を踏み出す勇気。それを彼は手に入れて、勇希に気持ちを伝えられたんだと思います。

物語の核になっているキャラクターは、あえて挙げるなら翔太だと思います。
彼は裏の主人公として作りました。
何も知らない正斗とは違い、全てを知っていて、それでもなお、そこから抜け出せずにもがいている少年。
翔太の存在があったからこそ、この物語は大きく動き出しました。
そして彼の存在が、主人公である正斗にも大きな影響を与えていきました。
本編では元の世界へ戻ることを諦めた翔太。
第5巻に収録予定の番外編ではそんな翔太の過去、そしてその後を描いておりますので、
気になる方はぜひドラマCDシリーズをよろしくお願いします!!!(2回目)

キャラひとりひとり語っているとものすごく縦長いページになってしまうので、
そのあたりは第5巻につける予定の小冊子で……!

とにかく、13話もある作品なので語りたい事は山ほどあります。
ここまで読んでくださってる方はいるんでしょうか。いてくれたら嬉しいです。

13話も使ったのに拾いきれなかった伏線が正直結構あります。
完全に私の書き手としての力不足です。恥ずかしい!
気になって仕方がないところがあれば、こそっと私に連絡ください。こそっとお答えします。

本当に長くなってしまいました。あとがきとは。

ラスディザくらい時間とお金を使う作品ももうないかなーと思っています。
ラスディザではやりたいことをやりたいだけとことんやろうと決めていたので、
本当に時間かかりまくったし、お金もかかりまくりました。
本当に楽しかったです。作ってよかったと、心から思います。

この作品を聴いて、何か感じるものがあれば嬉しいです。
本当に、ありがとうございました。

WEB公開はこれで終わりますが、まだまだラスディザは終わりません。
ドラマCDシリーズをぜひよろしくお願いいたします!!!(3回目)


それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。
今後とも、おにぎりワゴンと「LAST desire」をよろしくお願いいたします。


2016年11月27日  音響ドラマ制作サークル「おにぎりワゴン」 みや。